「就労継続支援B型 つばさ」の体験談
私は、神奈川県大和市にある
「就労継続支援B型事業所 つばさ」を利用しています。
障害や難病があり、年齢や体力面の理由から
企業と雇用契約を結んで働くことが困難な方が就労訓練を行う事ができる。
その福祉サービスを提供しているのが就労継続支援B型事業所です。
各地に様々な就労継続支援B型事業所が存在する中
その内容は事業所により多種多様。
今回は、統合失調症を抱え、一般企業の障碍者雇用で就労経験があるものの
体力面や家庭の事情で就労することが困難になった私の
「就労継続支援B型事業所 つばさ(以下、「つばさ」)」での体験談をご紹介します。
この記事が皆さまのご参考になれば、幸いです。

つばさで学んだ9つのスキル
皆さまのB型事業所のイメージはどのようなものでしょうか?
農作業・部品加工・手工芸・喫茶店での調理・パンやクッキーの製造
様々な業務内容が思い浮かびますね。
皆さまがイメージするような業務が大部分を占める中
PC作業を中心とするつばさではどのような事が学べるのでしょうか?
そこで、実体験を元に私がつばさで学んだスキルを9つにまとめました。
1.データ入力スキルの向上
体験実習でまず行ったのは企業検索という作業でした。
会社のWEBサイトを閲覧
その内容をスプレッドシートの表にコピー&ペースト
企業情報をまとめるというデータ入力の作業です。
表にまとめる内容は、会社名・住所・設立年月日など。
この作業を繰り返し行う事で、
Webサイト上のどこにどのような情報が載っているかが
次第に分かるようになります。
この作業を通して、基本的なデータ入力スキルを学ぶことができます。
2.ショートカットキーの学習
ショートカットキーとは、
パソコンを操作するためにマウスではなく
キーボードのキーを使用して操作する事です。
私は、趣味や一般就労時にパソコンを使用していたものの、
ショートカットキーをしっかりと覚える機会がありませんでした。
そこで、つばさの作業時間を利用して、
ショートカットキーの学習をしました。
覚えるのはなかなか大変ですが使いこなせれば作業効率を上げることができます。
現在も、復習しながら少しずつ習得しています。
3.基本的な動画編集
基本の動画編集に慣れるためにAviutilという動画ソフトを使用して
動画上にテロップを挿入していきます。
テロップ挿入と一言に言っても、
フォント(字体)の色・大きさ・
縁取りなど多彩な変更が出来るので制作者の個性がでます。
(大変だったこと苦戦・学んだことなどを)↓下に続ける
実際に出来上がった動画を観た時は、非常に感動した事を覚えています。
4.サムネイル画像制作
素材となる画像に、画像編集ソフトで文字を入れていきます。
この文字も、
フォントの色・大きさ・縁取りなどを変更する事が出来ます。
動画編集とそのサムネイルを制作し自分だけで一つの動画を作り上げたときは
「私でも動画制作・投稿が出来るかもしれない」
と自分の可能性を広げることができました。
5.ゆっくり動画の制作
ゆっくりMovieMakerという動画編集ソフトを使用して、
ゆっくりのキャラクターを喋らせた動画を制作します。
このソフトを使用して
実際に動画共有サイトにアップロードされているような
ゆっくり解説動画を簡単に制作出来るのです。
(大変だったこと楽しかったことなど感想を)
6.YouTubeチャンネルのアイコン・ヘッダーの制作
私がつばさの利用や動画制作に慣れてきた頃、
つばさのスタッフと趣味の話をしました。
私の趣味はイラストを描くことです。
その事をスタッフに伝えると
趣味を活かした作業を提案されて
YouTubeチャンネルのアイコンやヘッダーの制作が始まりました。
好きな事を活かした制作は本当に楽しく貴重な経験で、
人の目を引くデザインを熟考し
ひとつの作品を作り上げた時の感動はひとしおでした。
7.間違い探し動画の制作
スタッフから私のイラストを活用して
「間違い探しの動画を制作してみませんか?」と提案がありました。
動画制作の流れとしては、
間違い探し用のイラストを描き、
それを動画に挿入・編集します。
初めての試みだったため試行錯誤の連続でしたが、
(試行錯誤の内容詳しく)
オリジナルの間違い探し動画を制作する事が出来ました。
(こちらに間違い探しの動画のリンクを貼っていただけると嬉しいです)
8.パンフレット・地図のデザイン制作
私のデザインスキルを伸ばす為、
パンフレットの制作に挑戦する事になりました。
Webサービス、canvaというソフトを使用。
パンフレットに必要な地図の画像は、
1からペイントソフトを使用して制作しました。
(楽しかった感想・地図制作の経緯詳しく)
充実感のある作業でした。
9.ライティング
(主な内容はWebサイトで商品の説明文の構成・執筆。)いらないかも
ライティング作業の流れは、
商品のキーワードをクライアントから頂き、
そのキーワードを元に文章を構成、執筆していきます。
実は、この文章もライティング練習の一環として執筆しているんです。
この練習をする事で、ライティング業務の実践になる上に、
ビジネス文書・メール作成にも役に立つと感じました。
(自分の考えをまとめた感想とか)
つばさを利用するためには
つばさを利用するための注意点や流れを4点お伝えします。
1.利用対象者について
つばさ(就労継続支援B型)の利用対象者は、
基本的には障害をもっている方です。
障害者手帳がなくても利用が可能な場合があります。
各自治体によって対象となる条件などが異なる場合があるので、
利用したいと思った方は、お住まいの市区町村の役所で
障害担当課に問い合わせるのが確実です。
具体的な利用対象者の例として、下記の4点が挙げられます。
- 就労経験はあるが、年齢や体力の面で一般企業に雇用される事が難しい方
- 就労移行支援事業者によるアセスメントから就労に関して課題があるとみなされた方
- 雇用契約に基づき勤務が難しいと判断された方
- 障害基礎年金1級を受給している方
ちなみに、私は1の項目に当てはまりました。
2.利用料について
つばさ(就労継続支援B型)の利用料は、
利用者とその家族の所得(世帯収入)、事業所に通所する日数によって異なります。
利用料の自己負担額は、
世帯収入に応じてひと月あたりの上限が定められており、
下記の表のとおりになります。
<table>
<caption><就労継続支援B型の利用料一覧></caption>
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区分 世帯の収入状況 負担上限
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯 0円
一般1 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)・入所施設利用者(20歳以上)・グループホーム・ケアホーム利用者を除く 9,300円
一般2 上記以外 37,200円
通所日数が多いほど利用料金も高くなりますが、
世帯所得による月額の負担上限が決められています。
私は配偶者がいるため、
一般1の区分に当てはまりました。
<h3>③利用開始までの流れ</h3>
利用開始までの流れは下記のとおりです。
<h4>①見学の申し込み</h4>
電話またはホームページにて見学の申込みをします。
氏名・連絡先・希望日程・当日の体験希望の有無をスタッフに伝えます。
<h4>②施設見学</h4>
仕事内容・環境などを実際に見学します。
また、希望者は見学の際に実際の仕事を体験する事も出来ます。
<h4>③体験実習(1~3日)</h4>
可能な範囲で通所し、業務に携わります。
継続して通えるか、工賃獲得が可能かどうかなどをスタッフが判断します。
<h4>④受給者証発行</h4>
お住まいの市区町村の役所で障害担当課に、
就労継続支援B型事業所への通所に必要な受給者証の申請をします。
<h4>⑤利用開始</h4>
受給者証をつばさに提出し、
正式に施設利用が始まります。
<h3>④基本的な利用スケジュール</h3>
勤務時間は1~4時間の間で、
休憩を挟みながらそれぞれのペースで行う事ができます。
利用スケジュールの例は下記のとおりです。
<h4>①1日4時間勤務の場合</h4>
10:30~12:00 業務
12:00~13:00 お昼休憩
13:00~14:15 業務
14:15~14:30 休憩
14:30~15:45 業務
<h4>②1日2時間勤務の場合</h4>
13:00~14:15 業務
14:15~14:30 休憩
14:30~15:45 業務
<h4>③1日1時間勤務の場合</h4>
11:00~12:00 業務
私は、初めは週2日・4時間勤務でしたが、
業務に慣れ始めた頃にスタッフと話し合い、
週3日・4時間勤務に変更しました。
他の利用者も事前にスタッフと話し合いをした上で、
それぞれの希望に沿った利用日数や時間で働いているようです。
利用者の体調や状況によっては週1日からでも利用が出来ます。
<h2>つばさに関するよくある質問</h2>
<h3>①パソコン業務には技術が必要ですか?</h3>
日常的にパソコンを扱っていれば問題ありません。
私はパソコン経験者ではありますが、
利用者ごとのレベルに応じた指導をしてもらえる場所だと感じています。
得意・不得意をスタッフが見極め、
希望に沿った業務内容を提案してくれました。
<h3>②工賃はどのくらいですか?</h3>
時間給プラス成功報酬となり、担当業務により変動します。
つばさは独自の手当やスキルに応じて
工賃のランクアップなども取り入れているんです。
初めて工賃を頂いた際は、
想像していたよりも多く頂けたので驚きました。
<h3>③通所にあたり送迎などはありますか?</h3>
自力での通所です。
送迎はありません。
公共交通機関などを使って通所をします。
つばさは大和駅から徒歩3分程の場所にあり、
非常にアクセスがしやすい場所です。
その為、筆者は無理なく通所が出来ています。
<h2>つばさにぴったりな人はこんな人</h2>
最後に、私が考えるつばさにぴったりな人は
下記6つに当てはまる人だと考えています。
<目次>
①障害をもっている方
②無理のない範囲で社会参加をしたいと考えている方
③パソコンスキルを身につけたい方
④時々軽作業もしたい方
⑤今後のステップアップをしたい方
⑥優しいスタッフや利用者と一緒に働きたい方
<h3>①障害をもっている方</h3>
これが第一条件になります。
各市区町村により例外もあるので
まずは市区町村の障害担当課に問い合わせてみてくださいね。
<h3>②無理のない範囲で働きたいと考えている方</h3>
私がつばさを利用したいと思った決め手です。
障害と関係なく体調を崩す事が多いので、
無理のない範囲で働けるつばさの利用スケジュールは魅力的でした。
また、スタッフの皆さんも私の抱える障害・性格をよく理解してくださり、
的確な対応をしてくれる事も非常にありがたいです。
また、環境面の話になりますが
つばさの事業所内には息抜き用のお菓子が用意されていたり
ウォーターサーバーがあるのも魅力的なポイントの一つです。
作業に疲れたらちょこっとつまめるお菓子やお水があるのは、
無理なく働ける環境が整っていると感じますね。
<h3>③PCスキルを身につけたい方</h3>
今のスキルにプラスアルファで学ぶことができます。
つばさで学べたパソコンスキルは
ショートカットキーなどの基本操作
動画編集
WEBデザインなど多彩なものでした。
<h3>④時々軽作業もしたい方</h3>
これまでPC業務をピックアップしてお伝えしてきましたが、
FBA発送代行業務という軽作業の業務も同時に行っています。
FBAとは「Fulfillment by Amazon」の略称で、
クライアントから送られてきた荷物をアマゾンの倉庫へ納品するお仕事です。
つばさでは、このFBAで発生する検品や梱包の業務の代行を請け負っています。
私はこの業務は一度も行っていませんが、
一日パソコン作業に集中する中で
時々気分転換で軽作業が出来る事も魅力の一つだと思います。
<h3>⑤今後のステップアップをしたい方</h3>
私は無理のない範囲で働きたいと考えつばさの利用を始めましたが、
利用するうちに一般就労に向けてステップアップをしたいと考えるようになりました。
そんな私の希望に対し、
スタッフの皆さんは非常に真摯に応えてくださいました。
こまめに面談の機会を設け、
就職のために必要なカリキュラムを柔軟に組んだりと、
スタッフの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
<h3>⑥優しいスタッフや利用者と一緒に働きたい方</h3>
最後に、つばさには優しいスタッフの皆さん、
利用者の皆さんが多くいらっしゃいます。
私がここまでつばさの利用を続けられたのも、
優しく温かい環境が整っているからだと感じています。
つばさでは、時にスタッフ主催でイベントが開催されます。
(イベント内容詳しく)
そのイベントでスタッフや利用者との親睦を深める事もできるので、
気になる方は参加してみるのも良いのではないでしょうか。
<h2>終わりに</h2>
つばさの体験談はいかがだったでしょう?
色々な経験・思い出があったため、
つい長文になってしまいました。
この体験談が皆さまの最初のステップのきっかけになれば幸いです。
最後になりますが、
このような文章を制作させて頂くきっかけをくださった
スタッフの皆さまに心から感謝いたします。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。